スニーカーの転売(せどり)は本当に悪?転売ビジネスについて考える

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出典:Instagram

これまでにも、Air JordanシリーズやカニエのYeezyなど、再販市場にて高価格で売買される事例が多く存在するスニーカーの再販事情。

先月にSupremeNike Air More Uptempoコラボが発売されたことは記憶に新しいと思いますが、このコラボも今では再販市場にて既に定価より高い価格で売買されているということは、言うまでもありません。
 
こういった背景から、「モノの株式市場」というフレーズで、実際の株式市場同様に「売値/買値」の仕組みを用いることにより、買い手と売り手が公正な市場価値でビジネスを行うことを可能にするプラットフォームまで誕生。そのサービスStockXは2月に600万ドルの資金調達に成功するほど、今勢いのあるサービスなんです。


米メディアComplexによると、StockXのCEOであるJosh Luber氏の「スニーカーの再販市場は10億ドル規模の業界となっている。そしてそれは減速の兆候を示さない。」とのコメントを伝えています
 
転売などで主に使用されるプラットフォームとして、世界最大のネットオークションである “eBay” 、日本だと “ヤフオク” や “メルカリ” などが主流ですが、StockXには違う特徴が。
 
例えばヤフオクで “ジョーダン1” と検索すると、数々の出品者の情報から探すことになりますが、StockXでは、すべての情報が1か所にまとめられている為、真の市場価格に簡単にアクセスすることが可能。これは販売の正常化にも繋がりますし、スニーカーを他より高くで買ってしまうということも無くせます。
 
このように、 “転売” にNOと言うのではなく、 “転売” が公正に取引できるような環境を整備していくことが、アメリカでは進んでいるわけです。

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実際、入手しそびれたスニーカーがネット上にて高価格で販売されているのを目撃して、ムカつく経験をされた方も多いでしょう。しかし、転売ヤーも売れ残ってしまうというリスクを犯しながら、ビジネスをしていることも事実。
 
定価以上になったスニーカーを買わない選択をするのもユーザーであり、そうなると売りさばく為に価格を下げざるを得ない転売ヤー。非常にシンプルで分かりやすい市場原理が働いているわけです。
 
また、富裕層のスニーカーファンからすると、ショップに並ぶ時間がコストな為、その時間を買うという選択でトレードオフをしています。そこにニーズがあるのも事実。
 
こういった背景を見ても、今の世の中、転売がなくなることは極めて少ない状況の為、日本でも “転売” そのものを考え直す転換期がきているのかも知れません。