ヒップホップを知るとビジネスでの先見性が身に付くかもしれない。

昨今の日本では、フリースタイルダンジョン高校生ラップ選手権の影響でフリースタイルラップバドルがブームとなっているが、フリースタイルはヒップホップの要素の中の1つにしか過ぎない。本場アメリカではヒップホップは完全に市民権を得ているジャンルで文化でもある訳です。そして、日本でもブームをブームとして終わらさずにヒップホップを日本の文化に定着させていく必要があると思います。その理由としては、ヒップホップという文化は単なる音楽のジャンルに止まらず、これからのグローバル社会でどう生きていくのかを教えてくれる可能性が高いということです。本記事ではその要素を4つ紹介していきたいと思います。

1つ目は『個人の発信力』です。ヒップホップは1970年代初頭に、ニューヨークのサウスブロンクス地区で生まれとされ、世の中はディスコブームの真っただ中。しかし、お金のない若者はディスコに行けないので、自分たちでストリートでパーティーを始め、そこにコミュニティーが形成されます。
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そのコミュニティーでは、DJがレコードを回しダンサーが踊る。グラフティー・アーティストは建物や列車に絵を描き、MCはラップを披露した。そうすると当然そのコミュニティーの中からカリスマが誕生していきます。この流れはマスのメデイアに露出している有名人や大企業だけではなく、ブログやSNSの台頭により個人でも情報発信ができ、その中でプロブロガーやインスタグラマーのようなカリスマが誕生している現在の縮図でもあるわけです。

2つ目は、『サンプリング文化』です。サンプリングとは既存の楽曲の一番盛り上がる部分をループさせて一つの楽曲を作り出す手法であり、その盛り上がる部分は「サビ」と決まっているわけではなく、間奏部分かも知れないし、イントロ部分でも良いわけす。これは膨大な量のスレがある中から、面白い箇所のみを切り取って記事コンテンツにしていく、キュレーションと似ています。

そして3つ目が、『DJ』です。
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DJは今やヒップホップに限らず様々なジャンルの音楽をかけるDJもいますが、世界中にある音楽の中から今流行ってる曲を掛けたり、その場の雰囲気にあった曲を掛けたりして、客を盛り上げるわけです。これは現代で言えば、ニュースキュレーションアプリに近いです。SNS、ブログ、ニュースサイト、各メディアから面白いコンテンツをまとめて、ユーザーはそこをチェックしておけば間違いないわけです。これだけ情報が多い世の中だと、それをまとめてくれるのは非常に価値があるということです。

最後に4つ目ですが、それは『国ではなくて、ローカルの底上げ』になります。現代社会ではグローバル化が進み国境は溶けていくとも言われています。国民国家よりもグーグルやアップルの様なグローバル企業が力を持ち始めています。グローバル化していく一方で国は溶けても、もっと狭いコミュニティーであるローカル化は進んでいくと思われます。企業が世界に出てグローバル市場で成功する為には、その地域の文化や宗教、価値観、ライフスタイルを加味した上で戦略を立てないと行けません。ヒップホップでは「地元を代表してラップしている。」という言い回しや自分のバックボーンを歌にすることが多い。それにより、ローカルの底上げをしていることになります。

これからのヒップホップの進化をチェックしていたら、これからの社会で勝ち残っていくヒントがあるかもしれません。

BOSS侍
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